機能性表示食品におけるオープン試験とは、被験者も評価者も介入内容を知っている状態で行われる試験です。この試験の特徴や他の試験との違い、試験を行う際の注意点・ポイントなどを詳しく解説します。
オープン試験とは、被験者と実施者(試験評価者)の両者に、誰が食品を摂取したのかといった介入内容が開示されている試験です。盲検化がなされていないため、個々によるバイアスが入りやすく、結果の解釈には注意が必要になります。
科学的根拠のデータを取得するよりも、主に安全性の確認や探索的な試験として用いられる場合が多い試験です。比較的簡便に実施されるため、費用がかからない点はメリットとなるでしょう。前臨床試験の段階で行われるデザインとなります。
オープン試験は全員が介入内容を知っているのですが、単盲検試験は被験者のみ盲検化され、二重盲検試験は被験者と実施者双方が盲検化されている試験です。オープン試験は最もバイアスが入りやすく、単盲検試験は実施者側にバイアスがかかりやすくなります。
二重盲検試験は最もバイアスが入りにくいデザインといわれています。オープン試験は試験デザインの質が低く、機能性の科学的根拠を示すための本格的な臨床試験としては不適切です。単盲検や二重盲検試験による評価が不可欠となります。
| 試験名 | 乳化製剤処理した加工米飯の健康機能性の検証:単群オープン試験 |
|---|---|
| 日時 | 2024/02/03 |
| 目的 | こめ油を使用した乳化製剤を添加したご飯の食後血糖変動の評価。 |
| CRO(実施責任組織) | 女子栄養大学 栄養クリニック |
| 試験名 | 紫外線曝露に対するパプリカ色素の肌保護効果に関するオープン試験 |
|---|---|
| 日時 | 2023/01/21 |
| 目的 | 健常な成人日本人男女を対象として、試験食品摂取による紫外線による皮膚障害に対する効果を検討する。 |
| CRO(実施責任組織) | 理研ビタミン株式会社 |
| 試験名 | 単群オープン試験によるビフィズス菌LKM512およびアルギニン含有ヨーグルト摂取が血管内皮機能および血圧に及ぼす効果の検証 |
|---|---|
| 日時 | 2023/01/01 |
| 目的 | ビフィズス菌LKM512およびアルギニン含有ヨーグルトの摂取が動脈硬化予備軍の血管内皮機能および血圧に及ぼす影響を検証する |
| CRO(実施責任組織) | 協同乳業株式会社 |
オープン試験は、被験者や試験評価者が両者とも介入内容を知ったうえで実施される試験です。そのためバイアスが入りやすく、機能性や有効性のエビデンスを得るよりも、安全性の確認や探索的な評価として用いられることが多いでしょう。
当サイトでは、オープン試験やパイロット試験に対応している食品CROを調査しました。信頼できる食品CROを探している方は是非チェックしてみてください。
| 対応試験範囲 | パイロット~大規模 |
|---|---|
| コンサル費用 | 無料(初期相談) |
| 提携機関 | 病院・クリニック10施設、 SMO5社 ※2026年1月14日調査時点 |
| 対応試験範囲 | パイロット~大規模 |
|---|---|
| コンサル費用 | HP記載なし |
| 提携機関 | クリニック・診療所4施設、検査機関8社 ※2026年1月14日調査時点 |
| 対応試験範囲 | SR(研究レビュー)中心 |
|---|---|
| コンサル費用 | HP記載なし |
| 提携機関 | クリニック1施設 ※2026年1月14日調査時点 |
【選定基準】各社のHPや臨床研究情報ポータルサイト(https://rctportal.mhlw.go.jp/)で「機能性表示食品の臨床試験」の支援実績が確認でき、論文掲載の実績もある食品CROを選定しています。(2024年5月1日時点)